今村 友紀Imamura Yuki
滋賀県立大学 卒

病気の治療だけでなく、「生活」を守る仕事がしたい。

私は保健会に入職する前、京都の病院で病棟看護師を4年していました。転職のきっかけは、その現場で出会ったとある患者さんでした。その方は治療後、リハビリを経て元気になり、社会復帰までされました。そのとき、「病気になっても、まだまだ生活は続くんだ」ということを改めて認識しました。病気の治療だけでなく、生活すること、働くことまでを意識して医療に携われる「産業保健師」に興味を持ったんです。会社の健康管理室などを知り、病気になる前から生活を守れることも、とてもいいな、と思って。
そこから転職に向けていろいろ調べたのですが、そもそも産業保健師は離職が少ないですし、ましてや未経験OKのところがなかなかなくて。そんなとき、保健会に出会って「ここだ!」と思ったんですよ。未経験で産業保健に携わるということで最初は本当に不安でしたが、保健指導自体は職場でロールプレイなどして練習して覚えていった感じです。
不安なこと、辛いことを少しでも軽くできたらと思っています。

健康管理室は、事業所におもむいて部屋を1つ借り、健康に不安を抱えていらっしゃる社員の方と面談などする、いわゆる“企業の保健室”のようなものです。
一度の面談で何かが大きく変わるわけではないので、成果が目に見えにくい仕事です。しかし、1年越しに会う方に「アドバイスどおり改善したらこんな良くなったよ」と言われたり、健康管理室の存在を知ってもらって相談に来てもらえたりすることが嬉しいです。様々な選択肢を提示して、一緒に解決していくことにやりがいを感じます。
お会いする対象者の方も、いろんな方がいらっしゃいます。中には、面談に前向きじゃない方も。そういう方に対しても「何かの役に立ちたい」と思う気持ちを持って、寄り添ってお話を聞くことを大切にしています。正直、私にできることは多くないので、不安や辛い思いを少しでも軽くすることができたら、と思いながら日々取り組んでいます。
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8:30出張先へ移動
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9:00特定保健指導で面談(45分×4名)
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12:00昼食
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13:00特定保健指導で面談(45分×4名)
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16:00日報作成、請求書作成
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16:30業務終了
